EQNext eBook第三弾The Enemy of My Enemy(敵の敵)公開

EQNext公式サイトにeBook第三弾The Enemy of My Enemyのパート1が公開された。
著者は第一弾eBook「The Last Stand of the Teir’Dal(Teir Dal決死の戦い)」と同じMaxwell Alexander Drakeで、10ページの短編。

また、後日パート2も公開された。こちらも10ページ。
2つつながった完全版

eBook第一弾がCombineがKunarkに逃げるまでの過程とBastionの外で戦うElfエリート軍Teir’Dalの話(Keremore Thex視点)
第二弾がCombineがKunarkに逃げるまでの過程とBastionに残って中から戦う者たちの話(Coralen Larkos視点)
この2つは一冊目の第一章と第三章、二冊目の第二章と第三章が全く同じ場所でかぶっていて、それが違う人物の視点で書かれている。
同じ場面にいる二人が内面でそれぞれ何を考えているのかが分かるのがおもしろい。

EQN: 敵の敵

今回の第三弾は、第二弾に出てきたOgreのBrozka視点の、Ogre側の立場を語った話。(主に第四章第八章で登場)
いつ頃の時期の出来事なのかは書いていないが、先に公開されている2冊よりもちょっと前にさかのぼっている。
(Brozkaがまだまだ若造的な描写があるため)
場所はBastionではなく、Tahrinという街のようだ。

【登場人物】
Grazdin – 年配のOgreで、みんなの父親的存在
Brozka – 若いOgre。状況判断能力が高く、若いOgreたちはいつもBrozkaの最終判断を仰ぐ
Mulna – 若いOgre。エルフに対する怒りを隠さないOgre至上主義者
Dak – 若いOgre。エルフを嫌ってはいるが、他種族も助けるべきだと思っている
Akani – 若いOgre。Brozkaの妹的存在。あまり物事を論理的に考えない
Keramore Thex – エルフのエリート軍Teir’Dalの指揮官

以下要点

 

【パート1】

100歳をゆうに超えた長老Grazdinは、
Elfに支配されていない頃のOgreを知っているため、今現在のOgreの状況を嘆いている。
昔のOgreの歴史と誇りを若いOgreに伝えようと自宅のボロ屋に招いて話して聞かせる。

Ogreの故郷はAkashidakだが、AmarilにあったAkashidakへのポータルが破壊されているため、
Ogreは分断され数百人のOgreのみがTahrinにいる。
立ち上がってElfの奴隷から解放されようと若いOgreたちは言う。
しかしOgreは他の種族よりも強いとはいえ人数で負けているため、
「戦争で死ぬのは名誉だが、肉屋に動物を虐殺されるように死ぬのは不名誉だ」、と長老Grazdinが言う。

話し合っていると異変を感じて全員ボロ屋から外に出る。
ドラゴンが襲ってきてTahrinが燃える。
長老Grazdinが燃え上がる自宅に武器を取りに行くとKoboldの大群がやってくる。
長老Grazdinがほとんど殺し、Koboldが逃げていく。
他のOgreも武器を取り、全員を率いてKoboldが逃げた方法に向かう。

どこに向かうのかと聞かれ、長老Grazdinは宮殿で防衛に加わると答える。
すると、Mulnaは今こそElfの支配から逃れるチャンスなのではないか?と言い、
自分たちを奴隷として扱ってきたElfと一緒に戦わなければならない屈辱に対して「敵の敵は味方だ」と言って反対するも、
長老Grazdinが「他に選択肢はない」と諭す。

が、途中で紫のクロークをつけたElfのロイヤルガード5人に出くわし、
「劣等種族は市内で武器を持つな」といちゃもんをつけられる。
長老Grazdinが「街が攻撃されている」と返すと、ロイヤルガードが「お前らも敵と同類だ」と答えたことから小競り合いになる。
長老Grazdinはロイヤルガードを殺し、それに反撃して他のロイヤルガードが長老Grazdinを斬り付ける。
それに反応して他のOgreが残りのガードのうち3人を殺し、1人は逃げる。
長老Grazdinは倒れ、死ぬ間際にBrozkaに一冊の古い本を託す。

怒り狂ったMulnaは宮殿とは反対方向に歩いていく。
どこに行くのかと聞くBrozkaに、「最初からこうすべきだった、ドラゴン側につく」とこたえる。

【パート2】

この間にも街は激しく攻撃され危険なため、長老Grazdinが故郷のAkashidakで生まれ変わることを祈りながら、
後ろ髪をひかれつつも死体を4人のElfガードの死体と一緒に残してその場を去る。

Brozkaは長老Grazdinから譲り受けた古い本をベルトの下にしまい、エルフにつくか、ドラゴンにつくかAkaniに問う。
長老Grazdinの死体とエルフガードの死体を指さしながら、自分たちから何もかもを奪ったDal(エルフ)に協力するはずがないと言うAkaniに納得し、Mulnaを先頭に宮殿とは逆の方向へ歩き出す。

燃え盛るTahrinの街を横断し、4人はDal(エルフ)にこき使われている「劣等種族」や奴隷の住む区域に出る。
木造の小屋がびっしりと立ち並ぶこの区域に住む者たちは、体を張って街を守る気はないためいつもと変わりない町並み。
ただしここに小さな火がついたら一気に燃え上がりTahrinは灰となるだろう。

どこに向かっているのかと尋ねるDakに、ドラゴン種族が市内にいるということは正門が破れたということなので、正門に行けば統制しやすい、とMulnaがこたえる。

途中、Dakを先頭に叫び声のする方に走ると、途中で鍛冶屋が燃えていてその先が見えない。

Mulnaが前に立ちふさがり、メイスを突き出して他の三人の行く手を遮る。
Dakは「困っている人がいれば助けなければ」と言うが、Mulnaは「Dal(エルフ)が今まで自分たちを助けたことがあったか」と反論する。
Dakは「死んでいるのはDal(エルフ)だけではない」と返し、二人は言い合いになる。

するとその時、鍛冶屋のエプロンをしたヒゲに血が滴る年老いたドワーフが「逃げろ!」と怒鳴りながら走ってくる。
黒いウロコに包まれた犬のような獣が暗闇から飛び出し、ドワーフが地面に倒れる。

ドワーフを噛み砕いてから獣が飛び跳ねると、Dakが剣を振りかざしながら突っ込む。
両者が重なった瞬間に獣が横に吹っ飛ぶ。
Dakは剣を大きく振るがかろうじて当たらず、バランスを崩して強く地面に打ち付けられ、剣は石畳に投げ出される。
獣はDakの横に鋭いツメを振りかざすも滑って背中側に回る。
Mulnaが加勢しメイスを打ちつけ獣が動かなくなる。
MulnaはDakを見下ろし手を差し伸べながら、「ほらみろ。守るべきは自分たちOgreだけだ」と言い、Dakは黙ってその手を取る。

低いとどろきが聞こえて振り返ると火をバックに黒いものが見える。
小さなグループが近づいてきて、それぞれ武器を手にしている。
Brozkaの背筋に寒気が走る。

「もう安心しろ」と言う声がして肩越しに見ると、いつの間にか20人以上のエルフがいきなり目の前に現れる。

先頭に立つ濃いブルーの瞳のDal(エルフ)は背が高く強そうで、長い金髪をなびかせている。
そのエルフがBrozkaに歩み寄り、肩に手を置く。
その動作には、先ほどの恐怖は感じない。

Brozkaの向こう側を見つめながらそのDal(エルフ)は「ここは自分たちに任せてくれ。後ろにいろ」と言う。
返事をする前にもうその青白いエルフはAkaniとBrozkaのあいだに滑り込む。
エルフは常に優雅な動きをするものと思っていたが、このエルフは他のエルフとは明らかに異なる、猫のようなしなやかな動きをする。
勲章のついていないシンプルなユニフォームを着ていてもこのエルフがリーダーだとすぐに分かる。
通り過ぎるとエルフは細長い剣を2本抜く。数人のエルフも影のようにまったく同じ動きをする。

「自分たちの戦いをDal(エルフ)にやらせてもいいのか」とDakが言う。
Mulnaは「そんなわけがない」とこたえ、続いてAkaniが、そしてBrozkaも加わる。

エルフの指揮官は正面の獣から目をそらさずにOgreのほうに頭を傾けながら言う。
「お前たち4人はあまりこの武器の練習をしていないようだな。大きく振り回さず、敵に集中して上から下に振り落とすんだ」
そう言って動きの見本を見せる。
「この動きなら間違えて味方に剣が当たることはない」

暗闇から次から次へと獣が飛び出してくる。
Brozkaがあれは何だと聞くと、エルフの指揮官がPhyxianだと答える。
指揮官の指示で弓矢の雨が降り獣は倒れていく。
Brozkaの目の前の2人のエルフからはライトニングが放たれ、獣の死体から黒い煙が立ち昇る。

BrozkaとAkaniがPhyxianをメイスで叩きつけていると、Dakが倒れたPhyxianの上で片膝をついている。
そこを他のPhyxianが背中から襲う。
エルフ数人がそれを取り囲んでPhyxianに剣を突き刺す。
BrozkaとAkaniが駆け寄るとDakが崩れ落ち、「このザマを見て先祖が泣いている」と言うが、「いいや、先祖は誇らしげに微笑んでいる」とBrozkaがこたえる。

指揮官のエルフがDakの様子を見てヒーラーを呼ぶ。
Dakを取り囲むOgreたちのあいだに膝をついて、「我々と一緒にいろ。私を注意してよく見ていろ」と言う。
すぐに別のエルフがしゃがみこみ、目を閉じると黄金の光を放ちDakの体を包み込む。

エルフがDakの治療をしている時に、Brozkaは死んだ獣の死体の山の下にMulnaの腕を見つける。
3人のエルフが獣の死体をどかしているところに駆けつけてそれを手伝う。
首を引きちぎられたMulnaの光のない目が夜を見つめる。

「残念なことになった」というエルフの指揮官の心のこもった声がしてBrozkaは驚く。
それからエルフは周囲を見渡しながら、「この状況を見れば無駄死にではなかった」と言い、冷たいブルーの瞳が2人のOgreの目と合う。

エルフは「お前たちはどこへ向かおうとしていたのだ?」と問う。
Akaniは正門を指さし、あっちに行こうとしていたと言おうとするのをBrozkaが遮り、「宮殿に向かっていた」とこたえる。

エルフの指揮官は、いぶかしげな顔をBrozkaに向けるAkaniとBrozkaを交互に何度も見つめる。
そして「Emperor Tah’Reは死んだので宮殿に行く必要はない」と言うと、Brozkaは思わず笑顔になってからその表情を殺す。
「それは気の毒だ」と言いかけると、エルフの指揮官が遮る。
「嘘はやめにしよう。ここFaydwerでのDalと他種族の関係はいいものではないのは分かっている」と言ってから、「家族はこの街にいるか?」と聞く。

意外な質問にBrozkaは驚き、「AkaniとDakだけが家族だ」とこたえる。
するとエルフの指揮官は、街が陥ちたのでTeir’Dalと一緒に東門に移動中であること、ドラゴンが戦争を始めたことを伝え、Stonepierの近くで自軍が待機しているので一緒に来ないかと提案する。

エルフの軍と聞いて痛みに顔をしかめながらDakが起き上がり、OgreのことはOgreですべきだ、と言う。
AkaniもDakに同意し、今こそDal(エルフ)の支配から逃れるチャンスだ、と言う。

エルフの指揮官が歩み寄り手を差し出す。
そして自分はKeramore Thexだと名乗り、他の種族への偏見や差別はEmperorの支配下だったため起きたことで、自分や家族の信念ではないと言う。

他にすることもなくBrozkaは差し出された手を取り名を名乗り、AkaniとDakを紹介する。

Keramore Thexはそれぞれにうなずいてから、「自分のために戦ってくれと言っているわけではない。これまでの状況からするとお前たちがドラゴン側についてもおかしくないが、自分側についてくれるならOgreの街Toskirrakまで連れて行く」と言う。

Brozkaは、ドラゴンは誰かれ構わず、Ogreであろうと皆殺しにするだろうことを一瞬で考える。
長老Grazdinの本を取り出す。そしてKeramore Thexと目が合う。
「着いていってもいいが、ドラゴンたちと戦わせてくれることが条件だ」とこたえる。
他の2人のOgreがうなずき、Keramore Thexは眉を吊り上げる。
そして「Thex軍にようこそ」と3人を迎える。

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