EQNext 【Teir’Dal決死の戦い 第十章 – 未知の土地 –】

登場人物

第一章 – 悲嘆 –
第二章 – 任務 –
第三章 – 栄誉 –
第四章 – 誇り –
第五章 – 復讐 –
第六章 – 反動 –
第七章 – 追われる身 –
第八章 – 避難所 –
第九章 – 発見 –

—–

【第十章 – 未知の土地 –】

 

 

——

– Keramore Thexは振り返ってポータルを見る。上から降ってくる霧がポータルを包み込んでいる。目の前に立っていると、もう迷いはなく決断している自分に気づく。Quin’Sariに入ってからずっと自分を引っ張ってきたのはこれだったのだ

– 隣のThelios Graythalを見つめてからちょうど部屋に入ってきた若い偵察を見る。二人共自信と恐怖が混ざり合った目をしている。部下のTeir’Dalたちと同様に、この二人は自分が命令すればそれに従って最後まで戦うだろう

– 自分は多くの命を奪った敵と全力で戦ってここで死んでもいい。愛するNeriaを奪った敵への復讐をしてからあの世に行って永遠に妻と一緒にいられる。しかし自分のためにまた多くの命を犠牲にできるのか?頭を振る。「駄目だ!」うなり声で皆たじろぐ。母からもらったネックレスを首から取り外してQuisenに渡す。「あのポータルを開いておいてくれ!」

– Scout Master Thelios Graythalの肩に手をおいてその目を見つめる。「ここでTeir’Dalを死なせることはできない」

– 装置の方を見る。「もしもあれが避難経路だとするなら、使うしかない。最初のグループとあのポータルをくぐれ。辺りを偵察して危険なものがあれば対処しろ。他のTeir’Dalはすぐに追いつく」

– Thelios Graythalに決意が表れうなずく。Keramore Thexの左手を取り、右手をKeramore Thexの左胸に置く。「Sir!Seraphsの光があなたを導きお守りくださりますように」

– Keramore Thexは右手を士官の左胸に置く。「Seraphsの光が私たち全員を導きお守りくださりますように」

– Keramore Thexは巨大な穴の方へと洞窟を駆け戻る。穴に近づくと悲鳴が聞こえてくる。自然の石灰石の柱をまわり、剣を抜いて急いで前進する。偵察が1人死んでいる。もう1人は背を壁に向けて、Phyxianの方にスピアを突き出している。ドレイクが1匹洞窟のずっと奥の出入口を飛ぶ。剣を回してKeramore ThexはPhyxianの脇腹を斬ると吠えて逃げてゆく。偵察が前に突っ込んで敵の首にスピアを突き刺す。Keramore Thexは剣で突き刺し敵の足がもつれ、痙攣して倒れる

– Keramore Thexはドレイクを探すがもういない。「こいつらはどこから来たんだ?」

– 大きく息を吸ってから偵察はドレイクが消えた方向を指す。「あちらからです、Sir。攻撃されるまで姿が見えませんでした」

– 上でガードしていた戦士がロープを伝って降りてきて周囲を調べる

– Keramore Thexは偵察の腕をつかむ。「タイマツに沿って行け。何が起きたかメイジに知らせてくれ。ここに来て他のTeir’Dalが辿り着くまで防衛するよう伝えてくれ」

– Keramore Thexはロープに飛び移り数フィート登ってから下にいる戦士たちが柱の裏で配置についているのを確認する。「どんなことがあってもここから先に敵を通すな!」ドレイクが消えた方向を見る。「1匹いれば何匹もいる。気を引き締めろ!」

– 上のトンネルに続くアーチの入り口に来ると、1段飛ばしで階段を登る。タイマツを持ってこなかった自分に悪態をつきながら一番上に着く頃には、漆黒の闇のなかにいる。手探りでレバーを探して引く。ギシギシと石が砕ける音がして上の噴水が横にズレる

– 部屋に入ると、偵察グループがまだガードをしている。「奇妙な祭壇がある部屋までの道は分かるか?」

– 1人がうなずく

– 「ならここに残って私が送り込む仲間を誘導してくれ」他の者たちを指す。「他の者は私に着いてきてくれ。皆をここに誘導してくれ。今からここを脱出する。しかし急がねばならない」

– 「Sir!」

– Keramore ThexはElfたちが敬礼するのを待たずに振り返り走る。Teir’Dalがキャンプしていたところまであと半分のところで戦闘の音が聞こえる。一人ひとりが先頭で何が起きているのか覗こうとしてかたまった戦士たちの長い列の後ろに着いている。それぞれの肩に手を置いて押しのけながら通路を進む

– その先にあったのは大混乱だった。トンネルの先で戦闘があったのは明らかだが、トンネルの途中で大勢のElfが詰まっていたため見えなかった。通路の後ろで敬礼される。「案内している偵察がいる。そこまで通路を進むんだ。行け!」

– 通路の半分までこれを繰り返す。真ん中辺りでKailon Rayneといとこに出くわす。同じように指示するが、Kailon Rayneには全員ポータルに入って脱出するよう指揮しろと伝える。ポータルと聞いてKailon Rayneは困惑の表情を浮かべるが、何も言わずに急いで指示に従う

– Keramore Thexが通路の先に着いた時には、すでに何時間も経っているかように感じる。5人のTeir’Dal戦士のグループがしっかりと陣営を組んでいて、全員のスピアが通路の先を向いている。その向こうには10匹以上のPhyxianの死体がある。後ろにはさらに5人の戦士がいて弓矢を放っている。Ailen Rashard、Jerilith Sal’Kerin、Lanys T’Vylがアーチャーの後ろで指示を叫んでいる

– Jerilith Sal’Kerinの袖を掴む。「こうしている時間はない!あのトンネルを塞げるか?」

– トンネルを見てウィザードがうなずく。「どのくらいのダメージが出せるか—」

– 「陥没させてもいいからやるんだ!」Keramore ThexはJerilith Sal’Kerinを前に突き出す。アーチャーが場所を開ける

– パワーが空気に溢れるとKeramore Thexの腕の産毛が起き上がる。カタカタと音を立てて光の玉がメイジの手から手へと踊る

– 「動け!」スピアを持った戦士たちはすぐさま行動する。壁にぴったりくっついてウィザードの後ろを進み出す。Jerilith Sal’Kerinの魔法が光ると、RaptorとPhyxianがElfの死体を乗り越えてやってくる。稲妻が狭いスペースを貫き、辺りが真っ白になる。Jerilith Sal’Kerinの両手から雷光が放たれ、前衛のRaptorたちの胸、足、頭に突き刺さる。金切り声が上がると、肉が焦げた臭いが通路に漂う。メイジの魔法はまだ続く。雷光が続けざまに放たれる。Keramore Thexが今まで見たこともないくらいの、自分よりも大きな分厚いエネルギーの塊が壁、床、天井に叩きつけられる。当たった所は大きな岩や石の塊が崩れ落ちる。通路全体が揺れ始め天井からは埃が落ちてくる。すぐに巨大な石とがれきが死体の上に山となって天井近くまで重なる。エネルギーの光が消えかけてもなお冷気が立ち込める。メイジから霜が勢いよく噴出され、落石の隙間を氷が埋める。その瞬間通路は氷のがれきの分厚い壁に塞がれる

– ウィザードは崩れるように倒れ込み、Ailenが素早く反応して支えたおかげで強く床に体を打ちつけずにすむ。「馬鹿、ほどほどにしろ」

– 通路は沈黙に包まれてから、かすかな金切り声と引っかく音が氷の向こうに聞こえる

– 「移動せねば」Keramore Thexがメイジを見ると意識はある。「敵は入り口を1つ見つけた。すぐに他の入り口も見つかる。着いて来い」

– Keramore Thexは振り返って通路を進む。噴水の部屋に着くと先ほど指示した偵察が1人だけ残っている。そのElfに先に行くように促し、他の者には着いていくよう合図する。Keramore Thexは最後に中に入り、階段を降りる前にレバーを引く。噴水は元の位置にピタリと動く

– Keramore Thexは待機している士官たちを追い抜いて先頭を進む。巨大な穴に着くと、Teir’Dal戦士のほとんど全員がすでに下の洞窟に降りている。Keramore Thexは全員に下に降りるよう促す。魔法で疲れきって自力で下に降りられないJerilith Sal’Kerinのために、ロープをJerilith Sal’Kerinに繋いでおろす

– 全員下に着くと、洞窟を大きな騒音がこだまして、小さな岩が天井から落ちてくる。Ailen RashardがJerilith Sal’Kerin の腕を自分の肩に回して、Keramore Thexを見る。「今の音は?」

– 小さな振動が一定間隔で地面に響き、大きな足音が洞窟いっぱいに広がる
.
– Keramore Thexは近くにいたElfの戦士を掴みポータルの部屋の方に強く押す。「走れ!全員走れ!早く!」

– Keramore Thexは後ろで何がこちらに向かってきているのか注視する。Phyxianの群れが暗闇から現れ出てくる。最初の2匹が頭を矢に刺されて倒れる。他のが素早く攻撃してくる。Keramore Thexはダガーを取り出し、飛びかかってきた1匹に向ける。刃が柄まで敵の目に刺さり倒れると、次の敵がそれに足を取られる。遙か後方にはとてつもなく巨大なIthiosarの頭が上下に揺れてこちらに向かってきているのが見える。足を地に着けたドラゴンは飛んでいる時と違って優雅とはいえない姿をしているが、それでも素早く距離を詰めてきている。最後の3匹のPhyxianが矢の攻撃に倒れ、その頃にはグループはポータルエリアに到着している。Keramore Thexからはドラゴンの息遣いがはっきりと聞こえ、ドラゴンが追いつくまでに部下はポータルに辿りつけないのが分かる。ただ先に行った部下は生きている

– 死んだTeir’Dalからもらった剣を取り出して、岩の表面に飛び乗る。脱出する戦士たちをもう一度振り返ってから、敵に顔を向ける。「Ithiosar!」叫び声が壁に跳ね返る

– 「Keramore!ストップ!」Keramore Thexの叫び声をかき消しそうな叫び声をLanys T’Vylが上げる

– 後ろを見るとLanys T’Vylが立ち止まってこちらに向かおうとしている。剣の先をLanys T’Vylに向ける。「行け!これは命令だ、Lieutenant!」

– Lanys T’Vylは心臓をえぐられたかのように立ち止まり目には苦痛が踊る。言葉を探して口を動かそうとするが何も出てこない。やっと緊張を取り戻して振り返る。通りすがりの戦士に手を置いて急ぐよう促し、洞窟の曲がり角で姿が消える

– 後方にまた注視して、黒いドラゴンがタイマツの光に浮かび滑るように歩いてくるのを見つめる

– Ithiosarは40フィート先で止まる。「Keramore」声というよりは蛇のようなシューという音に聞こえる。「貴様ら種族にふさわしい最後だな。地中でミミズのように閉じ込められて死ぬとはな」

– 「私は今日ここで死ぬかもしれない。だがお前は我が種族のことを見くびっているようだな。Combineは生き続ける」

– 「ほう、そこがお前の勘違いだ、Elf」ドラゴンが唇を舐める。「Bastionは陥ちた。貴様がどんな害虫を守っているかは知らないが、そいつらが惨めな種族の最後だ」

– Keramore Thexの心臓が一瞬止まり転げ落ちそうになる。「そんな… まさか… 嘘だ!」

– 野獣から低い笑い声が漏れる。「嘘だというのか?どうせ真実を知る前に貴様は死んでいる」ドラゴンが前に出て、ダガーの大きさの歯がタイマツの火を受けて光る

– 右に飛んでKeramore Thexは大きな鍾乳石の後ろに転がる。野獣が自分を構っている時間が長ければ時間稼ぎができて部下が逃げられるかもしれない。そうすれば私の死が意味のあるものになるかもしれない

– ドラゴンは勢いを落とさずに、自然の石でできた柱を木製の柱を壊すかのように砕く。攻撃を避けて飛び込むたびにドラゴンがそこに来る。怪物の牙が突き刺さらないように賢明に避ける。イタチごっこはできる限りずっと続くが、ついに自分がポータルエリアの床に着いていることに気づく

– ドラゴンが最後の角を曲がり、翼が岩の柱にひっかかると苛立ってうなり声を上げる

– Keramore Thexは後ろをちらりと見る。部屋には誰もいないが、恐ろしいことにポータルはまだ開いている。Ring of Scaleが仲間を追ってポータルをくぐることを想像して耐えられなくなる。なぜ皆私を置いて行かなかったんだ?

– 母のペンダントが階段の一番上に落ちているのに気づく

– 翼をはためかせると引っかかりが取れて、Ithiosarは動けるようになりKeramore Thexに向かって飛びかかる。巨大なドラゴンは地面に勢いよく降りる。その衝撃でKeramore Thexは床に投げ出されて、剣が鞘から外れて遠くの床に滑る

– Ithiosarは前に進みツメの出た足をKeramore Thexの横に叩きつける。1本の鋭い爪がKeramore Thexの上着に突き刺さり、破ける。体中を痛みが走る

– Ithiosarはゆっくりと頭をポータルに向ける。「あそこから他の害虫を送り込んだのか?」大皿ほどある大きな目でじっとKeramore Thexを見つめる。唇を引きつらせて歯をむき出しにする。ドラゴンの息が漏れ、よだれがKeramore Thexの顔にかかると吐きそうになる。「奴らはこのあと始末してやる」

– Ithiosarが攻撃をするために背を伸ばすと、左側から素早い動きがKeramore Thexの目に入る

– Kailon Rayneが崩れた銅像の後ろから飛び出してくる。両手にスピアを持ちドラゴンに近づくと、宙に吹き飛ばされる

– 横に飛び込みながら、Keramore Thexはドラゴンの爪から解放されると服と肌が裂けるのを感じる。転がると今いた場所にドラゴンの歯が襲う

– 同時にKailon Rayneがドラゴンに体当りして、スピアをIthiosarの肩を覆う硬い鱗に突き刺す

– ドラゴンはシューシュー音をたてて雨に濡れた犬のように体を振る

– Kailon Rayneが飛ばされ、下に落ちるとIthiosarは巨大な頭を振り回す。ドラゴンの歯がKailon Rayneの腰を切り裂き、骨の砕ける音が部屋中に響き渡り若いElfが二つに引き裂かれる

– Keramore Thexは石の床を滑って部屋を横切り剣を取る。怒りと悲しみの叫び声を上げながらドラゴンに武器を投げつける。剣は空中で円盤のようにくるくる回る

– IthiosarがKeramore Thexのほうを振り向くと、剣が顔に突き刺さる。Norite Bladeが肌を切り裂きドラゴンの鼻から口まで斬って部屋の反対側に飛んでいく。傷口から黒い血が流れドラゴンが後ろに下がり、苦痛でうめき声を上げる

– くるりと回ってKeramore Thexはポータルに走る。ドラゴンが追いかけてきても振り向かずに夢中で走る。ネックレスを取るために残った力を全て出し、2段抜かしで階段を登る。低くかがんでペンダントをすくい取ると、渦巻くポータルに投げる。霧が光るクリスタルを包むが何も起こらない「閉じろ!くそっ」

– するとルーン文字からルーン文字へ雷光が発せられる。石の輪の中の霧が早く渦巻き始める。瞬きをすると、大渦になっていて、煙が小さな玉になって引っ張られている

– Keramore ThexはちょうどIthiosarが口を大きく開いて一直線に襲ってくるときに振り返る。叫び声を上げながらドラゴンに突進する。片手はドラゴンの密生した毛を掴むために広げ、もう片手はカラのダガーの鞘を探りながら飛びかかる。ダガーを使ったPhyxianを呪いつつ、Keramore Thexは黒いドラゴンの鼻に着地する。何も持たずに振り回した手に引っ掛かりを見つけるまで横に動く

– Ithiosarは口を横に動かして、揺れ動くKeramore Thexの足に噛み付こうとする。ドラゴンの動きの弾みで、両者ともポータルの中のうずまく灰色の霧に動く。真っ暗闇の中に入る

– Keramore Thexは無の中に落ちる。勢いよく着地して息が止まる。周囲を見ると、涙を浮かべたLanys T’Vylの目が見えてくる。何か叫んでいるが理解できない。耳の中に蜂の巣があるように聞こえる。それからAilen Rashardが現れる。埃まみれの地面を足元まで自分を引っ張って動かす

– ぼんやりとした意識の中で唸り声が響き渡り振り返ると、今落ちた場所でIthiosarがのたうち回っている。ドラゴンの左足とほとんど尻尾全体がない。巨大な刃で切断されたかのように見える

– Ithiosarと同時に意識が戻ると、両者の目が合う。Keramore Thexはドラゴンの猫のような大きな目から嫌悪がにじみ出ているのを感じる。ドラゴンは這って進み、今いた地面に矢が突き刺さるのを残して宙に舞う。翼を動かすと30フィートほど上空に上がる

– 「撃て!」

– Ailen Rashardの声が不毛の土地に響くが、2度目の矢の雨が黒い空に降り注ぐ頃にはドラゴンは消えている

– Keramore Thexは辺りを見回すが焦点を合わせるものがない。空は暗くて何もない。砂だらけで、石がゴロゴロした地面は黒くて特色がない。見渡す限り永遠に黒が広がっている

– 目に涙をためたLanys T’VylがKeramore Thexの方に歩み出て、うなずいてから周囲を見る。「ここはどこですか?Commander?」

– 肩をすくめてKeramore Thexは首を振る。答えられない。こんなにも荒れ果てた不毛の土地がこの世に存在することが信じられない。見渡すと、500人近いTeir’Dalの戦士が黒い砂の未知の土地に立っている。汚れて疲れていて、この数時間の戦いで傷を負っているものがたくさんいる。でもここにいる。皆ここにいる

– Jerilith Sal’Kerinが軽くThelios Graythalの肩を叩く。「どこにいるにせよ皆生きている」

– 「それは確かなのか、メイジ?」Ailen Rashardが笑うが、泥だらけの顔には不快感が見える。「ここは地獄に見える!」

– Keramore Thexは鼻から深く息を吸い込んで口からゆっくりと吐き出す。24時間前には朝陽を見ることはもう二度とないと確信していた。愛するNeriaと永遠に過ごすことが願ったり叶ったりだった。その日が今日ではないことが分かり遠くの地平線を眺めるが、また太陽を見ることが出来るのかさえ疑問だ。まだ私の役目は終わっていない。皆私を必要としている。強いリーダーを必要としている

– Ithiosarが飛んでいった方向を見る。黒いドラゴンらしきものは見えない。戦士の方を見る。「よく聞け!」空洞の中にいるように奇妙で黒い土地に声が響く。しかし何かにぶつかって反響してはこない。「皆疲れている。しかしまだやることがある」Thelios Graythalを見てうなずく。「偵察を集めてこの辺りを調査してくれ」

– Scout Masterは敬礼して指示に従って動く

– Keramore Thexは動くとよろめき、血が出ている脇腹を手で抑える。「Lanys、所持品をまとめて報告してくれ。武器、食料、水だ」

– 「Sir!」うなずいて燃えるような目のLanys T’Vylが水筒や食料を持っている者に集合をかける

– 「Ailen、防衛できる場所を探して臨時キャンプを設置してくれ。ヒーラーをまとめて必要な者に手当をさせてくれ」膝を落としたくなるが、最後の種族となるかもしれない者たちの前で自分の弱さを見せたくない。「私から手当てを始めてくれ」

– 「お前ら、Commanderの指示を聞いたな!」Ailen Rashardが甲高い口笛を鳴らして手を頭の上でぐるぐる回す。「さあぐずぐずするな!」

– Keramore Thexは士官達が疲れ果てたTeir’Dalに指示を出してまとめていく様子を眺める。たとえこのような指示でも、今皆に必要なのはやはり動くことだ

– すまない、Neria。もう少しの辛抱だ。まだお前のところには行けない。この世界で私の役目が終わるまでは

——

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