EQNext 【Bastion陥落 第九章 – Affliction魔法 –】

登場人物

第一章 – Compulsion魔法 –
第二章 – 地下堂 –
第三章 – 会合 –
第四章 – 別離 –
第五章 – イリュージョン –
第六章 – 猛襲 –
第七章 – ライトニング –
第八章 – 犠牲 –

——

【第九章 – Affliction魔法 –】

 

 

——

– 溺れる子どもがもがきながら水面に顔を出した瞬間のようにCoralen Larkosは肺を空気で満たし、イリュージョンの重みが両肩から消え去る

– 一瞬空気が震えるが、今回はほとんど景色に変化はない

– イリュージョンの荷が降りたCoralen Larkosは目の前の戦闘に集中する

– コボルドとワイバーンが途切れることなく次々にやってくる。山の背と壁のあいだには2万匹ほどかたまっている。死の覚悟はできた

– 「Merion、Lieutenant Feslerを探してくれ」Coralen Larkosが言う。「壁にいる戦士を中庭に戻すよう伝えてくれ」

– 「え?侵入されてしまいます」Merionがこたえる

– 「言うとおりにするんだ。それから顔を覆って深く息を吸わないようにと伝えてくれ」

– わずかに嫌悪感を見せつつMerionは理解してうなずき、何も言わずにコボルドが溢れかえる楼門の戦士のもとへと走る

– Coralen Larkosは指で石壁をなぞり、コボルドの大群が壁下になだれ込んでくるのを見やる。はしごをなくしたらしいが何をしようとしているかすぐに察する。死体をかき集めてその山を登ってきている。矢の攻撃をくらって倒れるたびに死体がさらに高く積み上がる

– Coralen Larkosは心のなかで笑う。奴らはすぐにBastionより高く死体を積み上げることができるだろう

– Coralen Larkosは意識を集中する。その意識は地底の奥深くの暗い場所にまで到達し、太古の昔の死者と新たな死体から腐敗を吸い取る

– イリュージョンの重みがないので100才若くなったように感じる。あまりにもたくさんの死体を選べるため、この力をほぼ無限に使えるだろう

– 吸い取った腐敗の薄霧がCoralen Larkosの静脈を通り煮えたぎるなかで、Lieutenant FeslerとMerionが言い合いをしているのが見える。Lieutenant Feslerがこちらを見ている。うなずいて指示を出すまで目をそらさず睨み返す

– わずかな躊躇のあとにElfが近くの階段を急いで降り、壁から離れて中庭の庭園に近い安全な場所に集合する

– コボルドが勝利の雄叫びを上げる。積み上げられたコボルドの死体の山はもう壁の上まで来ている

– ほくそ笑んでからCoralen Larkosは息を吐き出す

– Coralen Larkosの口元から現れでた煙は最初は小さな空気の膨らみのように見えたが、腐敗、腐った沼、黒い水の臭いを放っている。だんだんそれが大きくなり茶色がかった緑の霧がとめどなく肺から溢れ出る。その霧は手すり壁の上の壁沿いにピッタリとくっついて下に向かって流れていく

– 1匹目のコボルドが壁の上にたどり着き霧を吸い込む。見えない虫を追い払うような仕草で小さな手を顔の前で振り、叫び声を上げて落下する。他のコボルドも叫び出して喉をかきむしると肉片が飛び散る

– パニックになったコボルドたちは後ろに下がろうとするが霧の動きが早い。霧がコボルドを包み込むと一層悲鳴が激しくなり、新たにやってきたコボルドが雲間に消える。霧は一帯を滑るように移動し、肉片はピンクそして茶色に変わりかつて生き物だったとは思えない形状になって土に帰る

– Coralen Larkosの笑い声が静寂を破る

——

登場人物

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